ISO感度をISO400に手動でセット。
するとシャッタースピードは0.4秒に容赦なく落ちた。
ちなみにこの両者で画質はこのくらい違う。最近のカメラは昔に比べると差はあまり出ないけど、やはり違いは残る。
逆に、ISO感度が上がってもいいからシャッタースピードを維持したいってケースもあるわけで、その例も一つ。
室内で子猫の取っ組み合いを撮る時、シャッタースピードをある程度上げないとぶれすぎてしまうので、シャッタースピード優先で1/500秒にしてみた。左上のSがシャッタースピード優先(キヤノンだとTv)。
こんな感じでケースバイケースで使い分けるわけである。
ピントの合う範囲や背景のボケを意識したいときは絞り値を中心に、動きを重視したいとき(動きを止めたいとか、逆に流したいとか)はシャッタースピードを中心に考えるのがいい。
さらに細かいところまでこだわり出すと、もっとチェックすべき点は出てくるけど、最初はこんな感じでいいかと思う。
なおここで使った画面はすべてソニーの「α7C II」のもの。
ソニーのカメラは、絞り値を変えるとそれがリアルタイムで反映されるので説明しやすいのだ。多くのカメラは、シャッターを切る瞬間だけ設定した絞り値になるので、こういう見せ方が難しいのだよね。ちなみに、絞り込みボタン(どのカメラも何らかのボタンに割りあてられるはず)を押せば、その場で反映される仕組みだ。
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