米Google傘下のYouTubeは9月16日、AIが長尺動画から自動でショート動画を生成する新機能を導入したと発表した。投稿済みの動画をGoogleの動画生成AI「Veo 3 Fast」が解析し、視聴者を引き付ける場面を縦型のショート動画として切り出す。生成されたショート動画は、そのまま投稿、あるいは編集できる仕様だ。
同社の年次イベント「Made on YouTube」で明らかにした。既存の長尺動画を再利用して、新規視聴者の獲得を後押しするとしている。
イベントではこの他にも、自動吹き替えの音声にあわせて唇の動きを新たに作り直す機能や、最大5チャンネルで同時に1本の動画を公開できる共同投稿機能、サムネイルやタイトルのA/Bテスト機能など、クリエイター向けに30を超える新機能を発表した。いずれも日本での提供開始時期は明らかにしていない。
あわせて、過去4年間でクリエイター、アーティスト、メディアブランドがYouTube上で得た収益が1000億ドル(約15兆円)を超えたことも明らかにした。
YouTube、クリエイター向けの新機能を多数発表 AIやコミュニティ関連
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YouTubeショートに動画生成AI「Veo 3」統合へ 今夏Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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