本田技研工業(以下、ホンダ)は9月30日、「Japan Mobility Show 2025」(プレスデー:10月29、30日、一般公開日:10月31日〜11月9日、東京ビッグサイト)の出展概要を発表した。4つのモビリティを世界初公開するほか、6月に離着陸実験を行って注目を集めた「サステナブルロケット」の実験機を展示する。
世界初公開のモデルには、1)「Honda 0(ゼロ)シリーズ」の新しいSUVプロトタイプ、2)ホンダが掲げる「Fun to Drive」を目指して走行試験を行っている四輪小型EVのプロトタイプ、3)「既成概念にとらわれない新しいアプローチ」で開発したという電動二輪コンセプトモデル、4)2023年にコンセプトモデルとして発表したハイエンド電動アシスト付きマウンテンバイク(e-MTB)の市販予定車が含まれる。
一方のサステナブルロケットは、研究開発子会社の本田技術研究所が開発した再使用型ロケット実験機。全長6.3m、直径85cmの機体のみならず、再生可能燃料を使用する点も特徴だ。
6月に北海道大樹町で行った離着陸実験では、ロケットが高度271.4mに到達した後、垂直の姿勢を保ったままゆっくりと下降し、地表に着地した。目標地点との誤差は37cmだった。モビリティーショーでは、実際に着陸実験を行った機体を展示する予定だ。
ホンダは今回の展示について「最新の技術でこの”夢”をかたちにした四輪・二輪の製品を中心に、『陸上』だけでなく、『海』や『空』でも活躍する幅広いホンダのモビリティを展示する」としている。
なお、すべての展示物が明らかになるのは10月29日のプレスデー。当日、東京ビッグサイトで開催するプレスカンファレンスの模様はYouTubeでライブ配信する予定だ。
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