NTT東日本とNTT e-Drone Technology(埼玉県朝霞市)は10月2日、千葉県と連携して鳥が嫌う忌避レーザーを搭載したドローンによる鳥インフルエンザ対策を発表した。将来的に他県への展開も視野に入れる。
鳥獣が本能的に不快感を覚える光を照射することで(忌避レーザー)、ウイルスを保持した野鳥の鶏舎内への侵入を防ぐ。NTTイードローン製のドローン「BB102」に地域総研が開発した鳥獣害忌避装置「クルナムーブ」を搭載した。
送信機の画面で飛行範囲を設定すると自動航行が可能。日々変化する野鳥の侵入ルートにも対応できるという。
NTT e-Drone Technologyは、今回の取り組みをモデルケースの1つとして、将来的に他県への展開も視野に入れる。
鳥インフルエンザによる養鶏業界の被害は全国的に増加しており、今年2月時点で14道府県、51例に上る。千葉県内でも1〜2月にかけ、330万羽以上の養鶏が殺処分となる深刻な事態が発生した。
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