トヨタ自動車は10月9日、電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)向けの充電サービス「TEEMO」(ティーモ)を開始したと発表した。月額基本料金は0円で、利用時間分のみを課金する。CHAdeMO急速充電規格に対応(変換アダプターで他規格でも利用できる場合あり)した車両が対象で、他メーカーの車両でもTOYOTAアカウントがあれば利用できる。
TEEMOの充電ステーションは、全国のトヨタ/レクサス販売店(一部除く)で展開し、50kW充電器のほか、約3割は最大150kW級の急速充電器を備える。TEEMOは1回最大30分まで充電できるが、例えば、同日に一部改良を発表したBEVの新型「bZ4X」の場合、150kW充電器を使用することで、10%の状態から80%まで充電(約28分)可能だ。なお、出力によって料金は異なる。
TEEMOは、充電ステーションの検索から予約、充電、決済までサービス内で完結するのが特徴。スマートフォンアプリ/Webブラウザから充電スポットの場所や充電器の種類、空き状況を確認できるほか、TEEMO会員は予約から60分間、充電器を確保できるという。
会員プランは2種類を用意。「TEEMO会員」は10月9日以降に発売されるトヨタのBEV/PHEVの購入者が対象(現時点では新型bZ4X)で、TEEMO充電器のほか、e-Mobility Powerの充電ネットワークも利用できる。もう1つの「TEEMO Lite会員」はそれ以外の車種が対象で、TEEMO充電器のみ利用可能。
また、新型bZ4Xを購入したオーナーには、充電料金1年間無料キャンペーンを実施。TEEMO充電器を月2回、1回30分を上限に無料で利用できる。
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