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みずほ銀、11日から勘定系システムのリニューアル作業 3連休中にATMなどが利用不可に(1/2 ページ)

» 2025年10月10日 12時00分 公開
[ITmedia]

 みずほ銀行は、10月11日から勘定系システム「MINORI」のメンテナンスを実施する。システムの保守期限が到来することを踏まえ、メインフレームのハードウェアを更改する。メンテナンスに伴い、11日午後10時から12日午後1時まで、ATMやインターネットバンキング、みずほ銀行口座からキャッシュレス決済サービスへの残高の追加といったサービスを一時休止する。

photo 同社の告知から引用、以下同

 2025年3月期の有価証券報告書によれば、MINORIのリニューアルは1151億円規模のプロジェクト。今回だけなく、2026年にも複数回の作業を実施する計画で、今後のメンテナンスでも各種サービスが一時休止する予定だ。日本経済新聞や毎日新聞の報道によれば、MINORIのシステム更新は今回が初という。

 MINORIは、一部機能にAWSを採用することも分かっている。23年から計票や開発環境などをAWSに移行するプロジェクトに取り掛かっており、2025年度中に段階的に移行していくという。

 みずほ銀は11年から4000億円以上を投じて基幹システムをMINORIに刷新。19年夏に本格稼働を始めていたが、21年にも大規模障害が発生し、数千台のATMが一時取引できない状態になった。一連の経緯を踏まえ、SNSでは今回のメンテナンスが不具合につながる事態を懸念する声も見られる。

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