電気通信大学は10月21日、京王線の車両内に掲出されている同大学の広告に「QRコードは記載していない」と公式Xアカウントで注意喚起した。X上では20日ごろから、車内広告にあったQRコードを読み込んだところ「よく分からんPDFに飛ばされた」という投稿が一部で注目を集めていた。
乗客とみられるXユーザーが投稿した写真には、広告の「電気通信大学」という文字の下にQRコードが映っている。位置的に不自然さはなく、大学Webサイトへの誘導と受け取られそうだ。しかし実際に読み込んだ別のユーザーによるとGoogle ドライブの共有ファイルのURLだったという。
電通大は、2021年からキャンパスの最寄駅である調布駅を発着する京王線など、京王電鉄の車両内に広告を掲出しているが、広告面にQRコードは存在しない。このため、第三者がシールのようなものを貼り付けたとみられている。
電通大は「悪意のあるページへの誘導の可能性がある。車内広告にQRコードを見かけた際は、読み込まないように注意してほしい」と呼び掛けている。
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