退職代行サービス「モームリ」を展開するアルバトロス(東京都品川区)は10月24日、22日に警察庁の家宅捜索が入ったことについて声明を発表した。詳細なコメントは捜査中のため差し控えるとしつつ、新たな管理体制を構築して改善していくと表明した。
アルバトロスを巡っては、退職代行の仕事を弁護士に違法にあっせんし、その紹介料を受け取るなど、弁護士法違反の疑いがあると複数のメディアが報じていた。同社は家宅捜索があったことを認め「弊社は本件事態を厳粛に受け止めており、引き続き、警視庁の捜査に適切に対応していく」と説明した。
アルバトロスは家宅捜索を受けたことで、新たな管理体制を構築すると表明。その一環として、現在の顧問弁護士との契約を解除し、役員体制を見直すという。なお24日時点でモームリの営業はすでに再開している。
アルバトロスの谷本慎二代表もこの件について、自身のXアカウント(@tanimon0201)で声明を発表。謝罪しつつ「今までより一層の法令順守を徹底することによりサービスを今後も継続する」などと述べている。
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