JR九州グループがデータセンター事業に参入する。傘下のJR九州電気システム(福岡市)が10月29日、福岡県久留米市でモジュール型データセンターの建設を開始すると発表した。11月に着工し、2027年4月の運用開始を目指す。
生成AIやクラウドサービスの需要拡大に対応し、「高性能かつ環境配慮型のインフラを提供する」という。東京・大阪などに集中するデータセンターの分散化や、地域のデジタルインフラ整備にも貢献する考え。新施設では、同社の新幹線光ファイバーを活用した通信サービスもあわせて提供する。
施設は1階建てで、耐震・免震構造を備え、サーバ設置に適した耐荷重1.5t/m2の仕様。供給電力容量は1MWで、コロケーション(場所貸し)型で提供する。
企画および開発には、東京大学発のスタートアップ企業・みちびき(東京都港区)が携わる。
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