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富士フイルム「X-T30 III」新登場 廉価で小型軽量でも写りや操作系はしっかり「X-T」だった荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/7 ページ)

» 2025年11月02日 13時35分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 このレンズ、超広角系ながらすごく軽い。約125gなので、約378gのX-T30 IIIと組み合わせると約500gである。これはミラーレス一眼としてすごく軽い。X-T50はボディだけで500g超えるからね。

「XC13-33mmF3.5-6.3 OIS」を装着。沈胴式の超広角から標準のズームレンズで、すごく軽くてコンパクト

 オートモードでガスタンクにレンズを向けると風景/青空と認識され、空の青がより鮮やかに出た。普段のガスタンク作例より広角なのは13-30mmの広角端を使ったため。

 ちなみに、AUTO以外の撮影モードで撮影するとここまで空が濃くならない。

オートで撮ったら予想以上に鮮やかに。35mm判換算で20mm(13-30mm 13mm 1/3500秒 F8.0 ISO640)

 このとき前電子ダイヤルを回すと、ポートレートや夜景、美肌モードなどシーン別の設定も可能になるのが面白いところ。美肌モードで人物を撮ってみた。

AUTO時に前ダイヤルを回すとシーンを自分で設定できる
美肌モードにしてポートレート。Velvia(13-30mm 25mm 1/210秒 F5.3 ISO320)

 一見、マニュアル指向のクラシックスタイルなカメラながら、レバーをAUTOに入れた途端、お手軽ミラーレス一眼に変身するのがミソなのだ。

 しかも、AUTO時も露出補正とフィルムシミュレーションは生かせるのでAUTOを日常的に使っても十分楽しめるという便利さである。

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