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NEXCO西日本、トンネル内のラジオ再放送設備を一部休止へ アプリを推奨

» 2025年11月05日 16時10分 公開
[ITmedia]

 NEXCO西日本(大阪市北区)は11月4日、高速道路のトンネル内における地上波ラジオの再送信設備について、一部を除き11月から順次休止すると発表した。利用者にはラジオ聴取アプリの活用を求めている。

オレンジの部分がラジオ再送信設備を休止する区間(出典:NEXCO西日本)

 NEXCO西日本は「近年ではインターネットを活用したラジオ視聴アプリの普及により、ラジオの楽しみ方が多様化している」と指摘、「このような状況を踏まえ、勝手ながら一部のトンネルを除き、ラジオ再放送設備の運用を休止することにした」と説明している。

 地上波ラジオの再送信設備は、電波が届かないトンネル内を通行しているクルマがカーラジオでAM/FM放送を受信できるよう、付近のアンテナで受信した電波をトンネル内のケーブルを使って再送信する。

 国土交通省の「道路トンネル非常用施設設置基準」では、トンネルの長さや交通量によって決まる「トンネル等級」で「AA」に分類されるトンネルは原則設置となっているものの、「A〜D」は必要に応じて設置あるいは設置しなくても良いことになっている。

NEXCO西日本の発表文(出典:NEXCO西日本)
国土交通省「道路トンネル非常用施設設置基準」(出典:国土交通省のWebサイト)

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