米Googleは12月15日(現地時間)、ユーザーへのメールで、ダークウェブをスキャンして個人情報を探す「ダークウェブレポート」の提供を2026年初頭に終了すると通知した。1月15日に新たな侵害の監視を停止し、2月16日以降はデータにアクセスできなくなり、データが削除される。
ダークウェブレポートは、2023年3月に有料サービス「Google One」の特典として提供が開始され、日本でも同年7月に提供開始されたサービス。2024年7月からは有料会員以外にも開放され、「あなたに関する検索結果」機能の一部として統合された。
Googleはサービスを終了する理由を、「効果的な対処法を提示できていないというフィードバックが届いて」おり、「オンライン上で個人情報を保護するための明確で実用的な対処法を提示することに焦点を当てるため」と説明している。「今後もダークウェブを含むオンライン上の脅威を追跡してユーザーを保護し、ユーザーとその個人情報を保護するツールの構築を続けてまいります」という。
ダークウェブレポートは終了しても、セキュリティ診断、パスキー、パスワードマネージャー、パスワードチェックアップ、あなたに関する検索結果などのサービスの提供は続ける。
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