レッドブルは12月11日から13日(現地時間)、パズルゲーム「テトリス」の新たな世界大会「Red Bull Tetris」をUAE・ドバイで開催した。最終日の13日夜に行われた決勝では、2000機以上のドローンを使い、テトリスの公式戦を空中で実施。コンピュータ工学を学ぶトルコの学生、フェフミ・アタラーさんが優勝した。
決勝戦は、高さ150m、幅93mに及ぶドバイの超高層ビル「ドバイフレーム」を“ゲーム画面の枠”に見立てて開催。両者が順に1ゲームずつプレイし、高得点者が勝利する方式で行われた。決勝にはペルー代表のレオ・ソロザノさんとアタラーさんが進出し、アタラーさんは168,566点のスコアで勝利した。
大会後、アタラーさんは「本当に信じられない。夢のようだ。このイベントは唯一無二で、自分のテトリス経験の中でも最高の瞬間だった。マシンのように完璧なプレイができて、どの試合でも1点も取りこぼさなかった。とてもうれしい」とコメントしている。
この大会は18歳以上であれば誰でも参加可能で、トーナメント用のゲーム「Red Bull Tetris」を用いて開催。予選はスマートフォンのブラウザ上で行われ、世界中のプレイヤーによって延べ700万回以上プレイされ、60カ国の代表60人がドバイでの世界大会に出場した。日本では予選上位者4人が9月28日、「東京ゲームショウ2025」で開かれたJapan Finalに出場し、埼玉県在住の19歳の学生・AKさんが代表に選ばれた。
AKさんは世界大会の予選をTop3で通過したが、12日の決勝トーナメントではベスト16で敗退。大会後には「ドローンを使ったテトリスや花火、オーケストラなどの演出がとても豪華で、あの舞台に立ちたかった。次回こそは絶対に優勝したい」と意気込みを語った。
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