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令和の風景を昭和に変える面妖な“チェキ“、「instax mini Evo Cinema」でメディアの変遷を追いかけた荻窪圭のデジカメレビュープラス(6/10 ページ)

» 2026年03月14日 12時14分 公開
[荻窪圭ITmedia]
  • 1990
1990設定で左が度合1,真ん中が5,右が10。この頃はやったのが8mmビデオカメラ。度合を上げるとダビングを繰り返したビデオテープのようなノイズが入ってたまらん

 1990年代といえばあれだ、大ヒットして多くの人が旅行や日常の撮影に持って行った8mmビデオカメラ。そのきっかけとなった「パスポートサイズ」のソニー「CCD-TR55」が1989年発売なので、時期的にもぴったりである。

 フレームも当時のビデオカメラっぽいデザインで、画も当時のビデオっぽい。

 度合をどんどん上げていくと、画面下にノイズが出たり、ディテールが粗くなり、「何度もダビングして劣化したビデオテープ」っぽい写りになっていくのが面白い。

確かに、当時の8mmビデオカメラはこんな色合いだった。青空の発色とかダイナミックレンジがけっこう狭かったこととか。懐かしい
  • 2000
2000設定で左が度合1,真ん中が5,右が10。撮影モードを示すPとか、ISO AUTOなんて表示がデジカメっぽい。初期のコンデジ画質だ

 2000年以降はデジカメの時代。確かにその頃からカメラはフィルムからデジタルになり、コンパクトデジカメが一気に普及した。

 CCD時代のデジカメっぽい色が濃くてコントラストが高い雰囲気が良く出ている。フレームデザインも当時のデジカメそのものだ。

初期のコンデジ。白い縦線が入っているのは、強い光源があるとあふれてしまうCCD特有のもので、度合を上げると出てくる
  • 2010
2010設定で左が度合1,真ん中が5,右が10。ライブ配信の時代が始まった、ということでフレームもそんな感じ。よく見ると圧縮しすぎてディテールがつぶれてるとこまでリアル

 2000年がデジカメなら、2010年はなんだ? と思ったら意表をつかれてしまった。ライブ配信である。しっかり「LIVE」と書かれたフレームも用意。

 2010年代に新しく登場し、その時代を象徴する写真・映像メディアとしてライブ配信をセレクトするのは納得だ。

 面白いのは画質までそれっぽいこと。ネットを使ったライブ配信を摸したので、強い圧縮がかかってディテールが潰れてのぺっとしているのである。

ライブ配信風の2010年写真。ディテールが圧縮でつぶれてるとこまできちんと表現できてるのがなんともいえない

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