米iFixitは3月13日(現地時間)、米Appleが11日に発売した「MacBook Neo」の分解レポートのブログと動画を公開した。
同社はレポート内で、「2012年以来、これほどMacBookに満足したことはない」と高く評価している(2012年は「MacBook Air(Mid 2012)」と初のRetinaディスプレイ搭載の「MacBook Pro(Mid 2012)」が発売された年)。その理由として、より手頃な価格でありながら、近年のMacBookで採用されている強力な接着剤や複雑な内部構造が改善され、修理のしやすさが大幅に向上している点を挙げている。
MacBookシリーズでは長年、バッテリーが強力な接着テープで固定されているため交換が困難だったが、MacBook Neoでは18個のネジによるトレイ固定式に変更された。iFixitは、これをEU(欧州連合)が2027年に施行する予定のユーザーによるバッテリー交換可能を義務付ける規制を見据えたテストケースだと分析している。
底面カバーを開けると、バッテリー、スピーカー、USB-Cポート、トラックパッドなどの主要な部品がフロントエンドに配置されており、直接アクセスできる。他の部品の下に埋もれていないため、分解の手間が大幅に省かれたと評価。
また、ディスプレイやバッテリー、Touch IDモジュールなどを別の個体から移植するテストでは、ソフトウェアによる機能制限が発生しなかった。Appleの「Repair Assistant」ツールを使用することで、新しい部品のキャリブレーションがエラーなしでスムーズに完了したという。
ロジックボードには「iPhone 16 Pro」搭載のチップと同じ名称を持つ「A18 Pro」が採用されており、RAM(8GB)とストレージ(256GBまたは512GB)がオンボードで完全に統合されている。そのため、購入後のアップグレードは一切不可能だ。iFixitはこの点を、ロジックボードが故障した際のリスクが高いとしてマイナス要素に挙げた。
恒例の修理しやすさの採点は、10点満点中6点。RAMやストレージのアップグレードができない点に加え、キーボードの取り外しに41個ものネジを外す必要があるなどの難点はあるものの、バッテリーへのアクセスのしやすさやモジュール化されたポート類を評価し、「過去14年で最も修理しやすいMacBook」であると総括している。
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