NHKの井上樹彦会長は、4月15日までに民放5社が相次ぎ撤退を表明したBS4Kについて「これまで通り4Kコンテンツの制作、BS4K放送に取り組んでいきたい」と定例記者会見で語った。
井上会長は、民放の発表について「承知している」とした上で、1月の就任会見で延べた通り、これまで通りBS4K放送に取り組んでいく考えを示した。6月からサッカーのワールドカップ全104試合を「BSプレミアム4K」で放送することなどを挙げ「NHKは4Kの放送と配信を充実させていくことで、視聴者の期待に応えていきたい」としている。「鮮明な映像で一流のプレーや激戦をのめり込んで見てほしい。それぐらいの価値は十分ある映像だと思う」。
BS8K放送については、4K/2Kとの一体制作や編集の必要がない生放送を増やすことで作業の効率化を図る。中継やスタジオ設備投資などを抑えつつ「合理的なコストで質の高い8Kコンテンツを源泉して制作していく」方針だ。
18年12月に放送を始めたBS4Kは、民放各局にとって視聴者が増えない一方で、制作コストは余計に掛かるという苦しい状況が続いていた。このため3月末から4月中旬にかけ、ビーエスフジとBSテレ東、BS朝日、BS-TBSが相次いで放送終了を発表。BS日本も免許を新たに申請しない考えを明らかにした。
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ついに「BS 4K」を見限る民放、4K放送はどこへ向かう?
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