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データセンター会社の偉い人に「自分だけのDCを作れるゲーム」遊んでもらった プロ目線でガチレビュー(2/2 ページ)

» 2026年05月29日 11時45分 公開
[吉川大貴ITmedia]
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「楽しいところまで遠い」 プレイの感想

 ……こんな調子で、3社ほどの依頼を受け、サーバ構築を繰り返していった。ただ、単調な作業が続くので、プレイも会話も中だるみ。仮にゲーム実況だったら、やや苦しいなあ……という時間が続き、事前に定めた取材のタイムリミットが訪れた。

――実際遊んでみた感想は

Newzone:最初、クライアント2社分くらいは面白かったんですけど、その後は作業になってしまって、正直、ネットワークの冗長構成を考えて楽しい、というところまでたどり着けなかったですね。

――:そこは面白そうだけど、そこまでか、と

Newzone:トラフィックが増えたらスイッチの性能を上げたりとか、そのくらいまでしかできない。ちょっと先が見えてしまうので、あんまり楽しくないかもしれません。

――このゲームが話題になり始めた時に、「研修に使えそう」と言っている方がいましたが

Newzone:全然使えないですね。物理作業しかないし、それも端折られている。レール付けがないし、ケーブルの成端もしない。スイッチのコンフィグも書かない。スイッチの設定項目がリンクアグリゲーション(複数の物理的回線を仮想的に束ねる技術)くらいしかないんですよね。

――でも、自分の思うケーブリングとか、冗長構成を設計する自体には心惹かれるものなんですかね

Newzone:そうですね、ただ、設計はやりたいけど作業はやりたくない(笑)

――そういう意味では、クリエイティブモード的なものがあったほうがいいんですかね

Newzone:作業を全部、指示するとやってくれる、みたいなのがあったらいいですよね。配線して、IPつけて、電源入れなきゃいけないけど、それはやりたくない。レール付けや成端がないだけ、だいぶマシですけど。

 スイッチで「LACP」(リンクアグリゲーションにおける通信プロトコル)の設定ができるらしくて、これが楽しそうなんですけど、そこまでやる元気が出なかった。

──一応、従業員を雇える機能もあるみたいなんですけど、どうも寿命を迎えた機器の入れ替えがメインタスクのようで……


 ……といった具合に、いまいち歯切れのよくない感じでプレイは終了。その後記者も個人的にプレイしてみたが、感想はNewzoneさんとだいたい同じだ。

 機器やできることが増えていって、たくさんのラックを管理したり、入れ替えたりする局面まで行けば面白そうだが、そこまでが遠いし些細なタスクが多く、いまいち楽しめない……という、シミュレーター系のインディーゲームにあるあるなプレイフィールだった。

 逆に言えば、淡々と作業を楽しめる人には向くかもしれない。ただ、そういう人に向くゲームはSteamにごまんとあるだろう。

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