前日に持ち込まれたRTX 5080搭載というPCも改めて確認したところ、RTX 5080ではなくRTX 4070 Superだった。結局、RTX 5090といわれたPCは買い取らず、前日のRTX 5080とされたPCは差額を返却してもらった。
その後の実験で、偽装の手口が少し見えてきた。「グラボを外して別の筐体に入れると正しい表示になりました。グラボではなく、PC側のBIOSあたりをいじったのではないかと予想しています」。
なお、持ち込んだ客はPCを別の場所で購入したものと話しており、同じく騙された被害者という可能性もある。すでに警察に相談し、今後は捜査に協力しつつ見守る考えだ。
今回はたまたま早期に偽装が判明したが、タスクマネージャーやCPU-Zの表示まで信用できないとなると事態は深刻だ。小川代表は「偽装されたPCが世の中に流れてるということが問題。フリマサイトなどに出品され、被害が広がる可能性も高いです」と指摘する。
それだけではない。知らずに偽装PCを購入した人が再び売りに出せば、意図せずとも今度は“騙す側”になってしまう。「被害の連鎖、加害の連鎖が起こる可能性もある」という。
AIデータセンター需要の影響で、PCの価格も上がっている現在、中古PCという選択をする人も増えている。そんな中で発覚したGPU偽装に、小川代表はリスク管理の大切さを訴える。「何かあった時にしっかり対応してくれる企業や店舗など、信頼できるところから買うのが良いです。このご時世、ネットでPCを購入するのは、かなりリスクのある行為です」と話している。
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