伊方原子力発電所で4月に発生した点検トラブルを巡り、愛媛県がが6月10日に原因と再発防止策を発表した。このトラブルでは、1号機のみ停止予定だった緊急時対策支援システムへのデータ転送が、2号機、3号機でも停止。愛媛県は、原因について作業者の思い込みだったとしている。
点検は4月13日に実施。もともと2025年から全号機のデータ転送を停止する作業が続いていたことから、作業者は事前に作成した予定表を確認せず2・3号機も停止したという。
また、トラブルの一因として、主管部署の管理者による関与が不足していたことも分かっている。例えば操作許可が出せる機器を主担当の社員に管理させていたり、手順書が概略的なものだったりしたという。
今回の問題を受け、伊方原発を管理する四国電力はデータ送信停止に関する手順書を作り直した他、操作許可が出せる機器は管理者が管理する運用にするなどの対策を実施。データ伝送に関する操作前は管理者の確認を必須とするほか、今後各号機に別々のパスワードを設定することで再発防止を目指す。
今回のトラブルによってプラントや環境に放射能による影響が出た事実はないという。
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