PCゲーム配信サービス「Steam」を運営する米Valveは6月11日までに、物理版「Steamギフトカード」について、小売店向けの在庫補充を停止する方針を発表した。Steamサポートページを更新して告知したもので、2026年末までにすべての小売店で在庫がなくなる見込みとしている。
同社は小売店での物理版カードの提供を終了する理由について、ギフトカードを悪用した詐欺が世界的に横行しているためと説明する。これまでも、小売業者や法執行機関との連携、カードへの詐欺警告表示、引き換え先の限定、不審な活動を確認した際の販売停止など、さまざまな対策を講じてきたという。
それでも「制限を増やし続けるたびに、詐欺師側はすぐに対応してきた」として詐欺被害を抑え込めず、最終的に小売店での販売終了という今回の判断に至ったと説明している。
小売店で在庫がなくなり次第、補充は行わない。すでに手元にある物理版カードについては、各地域の法律に基づき今後もSteamで利用できる。デジタル版のSteamギフトカードは引き続き提供する。
Steamギフトカードは、Steamのアカウントに残高をチャージできる「Steamウォレット」用のプリペイドカード。米Valveが12年に小売店向け提供を始め、17年にはデジタル版を追加した。日本国内ではコンビニエンスストアなどで購入でき、Steamユーザーへの贈り物などとして親しまれてきた。
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