ニッチなのに累計55万個のヒット 「手のひらネットワーク機器」第4弾を見てきた 今回のテーマは?(2/2 ページ)
「ラックは何台もあるのが普通」1人で何十個も買うファンたち
製造・販売を担うのは、カプセル玩具事業を手掛けるターリン・インターナショナル(東京都墨田区)。「シルバニアファミリー」で知られるエポック社のカプセルトイ部門が独立して生まれた会社で、手のひらネットワーク機器は同社のカプセルトイの中で最も売れた商品になったという。
それを支えるのが、インフラエンジニアを中心とした熱心なファンだ。「ラックを何台か持っているのが普通、みたいな感じ。買う人はめっちゃ買ってる」と担当者。ラックを4~5個持つのは当たり前で、1人で何十個も購入する人もいるという。
第4弾は会期に合わせて出荷したばかりで、全国のカプセルトイ売り場にも並び始めている。事情を知らない店頭では「店員さんが『なんでこれ、一瞬でなくなっちゃうんだろうな』と思っているかもしれない」と担当者は話す。
ステッカーに本格ラック 広がる“ガチャ発”の輪
シリーズの広がりはカプセルトイにとどまらない。ガチャに参加できるのはハードウェアを持つメーカーに限られるため、自社製品を持たないSIerなども参加できる企画として、ネットワーク業界各社のロゴをあしらった六角形ステッカーの配布を始めた。
仕様はGitHubで公開されており、各社が自らの責任で許諾を取り、製作・配布する仕組み。今回のInterop会場では34カ所ほどで配られているという。デザイン部門を持たない会社に対しては、最初の1回に限り担当者自身がレイアウトと入稿データの作成を引き受けることもあると話す。
第5弾の話も進んでおり、シリーズ初のユーザー投票でラインアップを決める。投票は10日に始まっており、エントリーした21社計40機種に加え、好きな機器名を書き込める自由記述枠も用意。7月17日までの得票上位4機種が製品化候補になる。
購買層の年齢は比較的高めだというが、話を聞いた11日午後5時ごろのブースには、ガチャの機械に男性客だけでなく複数の女性客も列を作っていた。インフラ機器のミニチュアを求める熱は、会期最終日の12日まで冷めそうにない。
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