帝国データバンクによると、欧州の作品を中心に映画配給を手がけてきたフランス映画社が11月7日に自己破産を申し立て、12日に東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。負債は約3800万円。
1968年に設立され、大島渚監督「愛のコリーダ」など国内作品の海外展開に携わった後、フランスを中心に欧州の映画を紹介する「BOW」(Best of World)シリーズを手がけ、「ベルリン・天使の詩」「勝手にしやがれ」「旅芸人の記録」「ピアノ・レッスン」などを配給してきた。
かつては年間7億円前後の売上高があったが、ハリウッド映画の隆盛などから配給は減少傾向に。近年の売上高は1億円程度に落ち込み、今年8月には実質的に営業を停止していた。
関連記事
- 山水電気が破産へ 老舗オーディオメーカー
- アパレル「TETE HOMME」が民事再生申し立て 「あぶない刑事」で舘ひろしが着用
- ソフトウエア興業が破産へ
- 「小悪魔ageha」の出版社・インフォレストが事業停止
- 声優養成のラムズが破産手続き開始
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.