YouTubeからの大手メディア広告引き上げを受け、Googleが自動システム改善を約束
米Googleは3月17日(現地時間)、YouTubeと「Google Display Network」に表示される広告に関して、向う数週間中に不適切なコンテンツに自動的に広告が表示されないよう改善していくと公式ブログで語った。
これは、米Sunday Timesの英国版(閲覧は有料)が同日、YouTube上の人種差別やイスラム過激派に賛同する内容などの不適切な動画が広告収入を得ているという調査結果を受けて、英国政府とBBC、Guardianなどの大手メディアがYouTubeやGoogle Display Networkから広告を引き上げたと報じたことを受けたもの。
YouTubeのヘルプページによると、同サービスの広告は手動では制御せず、動画に最適な広告を表示するためにターゲット設定アルゴリズムを採用している。AdSesnse広告は動画に関連するコンテキスト要素を基に、自動で決定される。
英政府広報担当者はSunday Timesに対し、「Googleには政府広告が不適切なコンテンツで表示されないよう高水準を保つ責任がある」と語り、Googleが適切に対処するまでYouTubeでの広告を一時的に停止するとした。
Google U.K.のマネージングディレクター、ローナン・ハリス氏は公式ブログで、Googleのサービスでは不適切なコンテンツに広告が表示されることを防ぐための厳格なポリシーが必要であることを認識しており、ほとんどの場合、このポリシーは意図通りに適用できていると説明する。
だが、Google Display Networkには数百万のWebサイトがあり、YouTubeには毎分400時間分の動画がアップロードされており、ごく一部でポリシーに反するコンテンツに広告が表示されてしまっていると認めた。
そうしたケースではすぐに広告を削除してはいるが、改善すべきてあると考えているという。
広告を引き上げたGuardianは、問題はGoogleの広告仲介システム「DoubleClick Ad Exchange」の自動アルゴリズムに起因すると指摘する。オンライン広告の売買を自動化するこの仕組みがメディアの収益を損ね、極端論者のコンテンツを支援していることに対する懸念が高まっているという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
3
映画「バックルームズ」が怖くなかったマンガ家、基になったネット都市伝説にハマって本作の楽しみ方を理解する
-
4
AnthropicのアモデイCEO、AI開発の「ペース調整」訴えるエッセイ公開 アルトマン氏とマスク氏も賛同
-
5
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
6
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
7
「壁紙DIY」とイマドキの超短焦点4Kプロジェクターを寝室で試したら検証が止められなくなった
-
8
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
9
Windows用「Gemini」アプリ提供開始 画面上に重ねて作業を中断せず利用可能に
-
10
「死亡事故がゼロの世の中を」──苦節7年、危険な作業をAIで省力化 全国で稼働する「交通誘導AI」の現在地
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR