Googleアシスタントの電話代行「Duplex」、iPhoneでも利用可能に(米国で)
Google I/O 2018で発表された「Googleアシスタント」によるショップやレストランへの電話予約代行サービス「Google Duplex」が、Pixelシリーズ以外のAndroid端末およびiOS端末で利用できるようになった。同サービスは現在、米国47州で英語でのみ使える。
米GoogleのAIアシスタント「Googleアシスタント」がユーザーに代わって電話でレストランなどを予約するサービス「Duplex」が米国で、「Pixel」シリーズ以外のAndroid端末およびGoogleアシスタントアプリをインストールしたiOS端末でも使えるようになった。米XDA-Developersが4月3日(現地時間)にヘルプページの更新に基づいて報じた。
Duplexは、GoogleがGoogle I/O 2018で発表したGoogleアシスタントの新機能の1つ。最初は2018年11月発売のPixel 3/3 XLでのみ、米国の一部地域で利用できた。3月6日にはPixelシリーズ全体で、米国の47州で英語でのみ利用可能になっていた。
Duplexを使うには、Googleアシスタントを起動して予約したい店と日時を言うだけ。アシスタントはこの命令を受け、オンライン予約サービスがある店舗であればそれを利用し、ない場合は店に電話をかけて相手と人間のように会話をし、予約する。
Google I/Oのデモでは、あまりにも人間と聞き分けられないやり取りだったため、倫理的に問題があるとして批判された。現在のテストでは、電話をかけたDuplexはまずAIだと名乗り、電話でのやり取りを保存することも明らかにするようになっている。
Duplexが利用可能な地域にある「Google マイビジネス」に登録されたショップやレストランにはデフォルトでDupexでの電話が可能だが、電話を受けたくないショップやレストランはオプトアウトすることも可能だ。
Googleはまた、Duplexと同時に発表した、Googleアシスタントの声をアーティストのジョン・レジェンドのものにする機能も米国で利用可能にした。設定で指定できる他、「ヘイGoogle、レジェンドみたいに話して」と呼び掛けると、「外の気温は?」「空はなぜ青いの?」といった一部の質問に対し、ジョン・レジェンドの声で答える。
これらの機能が米国以外でも利用できるようになるのか、なるとしたらいつからなのかについては今のところ発表されていない。
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