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アップル、Mac用の次期OS「OS X Mountain Lion」を2012年夏に発売よりiOSに近づくOS X

アップルはMac用の次期OS「OS X Mountain Lion」を2012年夏の終わりにリリースすると発表した。iOSの機能をフィードバックし、iPhoneやiPadとより連携しやすいようにアップデートを行う。

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「OS X Lion」の後継となる次期Mac OS X「OS X Mountain Lion」

 アップルは2月16日、Mac用の次期OS「OS X Mountain Lion」を発表、デベロッパプレビューをリリースした。一般ユーザー向けには2012年夏の終わりにリリースする予定だ。Mac App Storeでの有料アップデートで販売される予定だが、価格などの詳細は未定。前バージョンの「OS X Lion」(2011年7月発売)から約1年という短期間でのアップデートとなる。

 OS X Mountain LionはOS X Lionから100以上の新機能を搭載。前バージョンからの流れをくみ、iOS 5の機能を積極的に採り入れている。

 同社が提供するクラウドサービス「iCloud」との連携を強化し、アップルやサードパーティのアプリケーションから直接、リンク、写真、動画を簡単に共有できる「Share Sheets」、TwitterへのOSレベルでの対応、同社製品のユーザー間でテキストや写真・動画などを簡単に交換できる「メッセージ」、単独のアプリとなりiCloud経由でiOS端末と連携する「リマインダー」や「メモ」、さまざまなアプリやサービスの情報をまとめて通知する「通知センター」、オンラインゲームのソーシャルサービス「Game Center」、Macの画面や音声をApple TV経由でテレビに出力する「Air Playミラーリング」といった機能を搭載した。

 セキュリティ面では3段階のセキュリティレベルを設定できる「Gatekeeper」機能を新たに追加している。セキュリティレベルは、(1)Mac App Storeからのアプリのみダウンロードする、(2)Mac App Storeからのアプリとアップルの認証デベロッパーが制作したアプリのみをダウンロードする、(3)すべてのアプリをダウンロードする、から設定可能だ。

OSレベルでiCloudが統合され、さまざまなiCloudのサービスがMountain Lion上で利用できる(画面=左)。Twitterの機能もOSに統合された(画面=右)

Mountain Lionで単独のアプリとなり、iCloud経由でiOS端末と連携できる「リマインダー」(画面=左)と「メモ」(画面=右)

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