Wi-Fiと3G/LTEのマルチ通信に対応した5インチフルHDのハイエンド端末――「ARROWS Z FJL22」:10分で1日使える高速充電
KDDIの2013年冬モデルの富士通製「ARROWS Z FJL22」は、5インチフルHDディスプレイに2.2GHzクアッドコアプロセッサーを搭載したハイエンドモデルだ。Wi-Fiと3G/LTEのマルチ通信に対応し、より快適な通信が行える。
auスマートフォン「ARROWS Z」の第3弾として登場した富士通モバイルコミュニケーションズ製の「ARROWS Z FJL22」は、2011年冬モデルの「ARROWS Z ISW11F」、2012年夏モデルの「ARROWS Z ISW13F」の後継機で、高いスペックや多様な機能を継承しつつ、さらなる進化を遂げた。2013年11月下旬以降の発売を予定している。
プロセッサーは2.2GHz駆動のクアッドコアであるSnapdragon 800「MSM8974」を採用した。システムメモリ領域として使うRAM容量は2Gバイト、ストレージとして使うROM容量は32Gバイトとなっている。バッテリー容量は2600mAhで、2日以上使える省電力性も特徴の一つ。内蔵式でユーザーは取り外しはできない。標準で付属する卓上ホルダーと専用ACアダプターを使用すると、10分で1日使える急速充電も可能だ。ディスプレイは、5インチのフルHD(1080×1920ピクセル)TFT液晶を採用。専用メモリーの搭載で、省電力化を図った。
特筆すべきは、Wi-Fiと3G/LTEに同時接続できる「マルチコネクション」。両方の回線を使用することで、サイズの大きいデータも快適にダウンロードできる。その上、消費電流は3G/LTEのみで通信する場合と同等に抑えられる。従来は3G/LTE通信中からWi-Fiに切り替わる際に通信が途切れることがあったが、3G/LTEに接続したままWi-Fiに追加接続することで、エラーが起こりにくくなった。また、公衆Wi-Fiで通信が混雑している状況になっても3G/LTEでカバーできる。マルチコネクションを使えば、回線の混む通勤時間帯などもストレスフリーで通信が行えるという。
富士通端末ではおなじみの「スマート指紋センサー」は、ディスプレイ表示のオン/オフにかかる時間が短縮され、センサーは丸型になった。特定の相手からの着信やメール受信をバッテリーアイコンの変化でさりげなく通知する「プライバシーモード」も備えた。
本体サイズは約71(幅)×140(高さ)×10.1(厚さ)ミリで、手によくなじむラウンドフォルムを採用している。カラーバリエーションはブラック、ホワイト、ピンクの3色を用意した。
機種名 | ARROWS Z FJL22 |
---|---|
OS | Android 4.2 |
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon 800 MSM8974/2.2GHzクアッドコア |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約71×140×10.1ミリ |
重さ | 154グラム |
連続通話時間 | 未定 |
連続待受時間 | 未定 |
バッテリー容量 | 2600mAh(取り外し不可) |
メインカメラ | 有効約1310万画素CMOS |
インカメラ | 有効約125万画素 |
メモリ | ROM:32Gバイト、RAM:2Gバイト |
外部メモリ | microSD/SDHC/SDXC(最大64Gバイト) |
ディスプレイ | 約5インチフルHD(1080×1920ピクセル)RAM搭載TFT液晶 |
ボディカラー | ブラック、ホワイト、ピンク |
主なサービス・機能 | 防水(IPX5/IPX8)、Bluetooth(4.0)、Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n/ac)、おサイフケータイ(FeliCa/NFC)、赤外線通信(リモコン非対応)、ワンセグ/フルセグ(視聴のみ、外付けアンテナ)、プラチナバンド、ワイヤレスプリント、AV家電リンク(スマートファミリンク)、テザリング、卓上ホルダー同梱 ほか |
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ARROWS Z | 通信 | LTE(Long Term Evolution) | クアッドコア | Wi-Fi | au | 富士通 | スマートフォン | TFT方式 | おサイフケータイ | プライバシーモード | Android 4.2 | 富士通モバイルコミュニケーションズ | QUALCOMM(クアルコム)
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