HPの新型タブレットPCはCentrino&ワコムマシンにスイッチ〜「HP Compaq Tablet PC TC1100」
日本ヒューレット・パッカード(HP)は12月8日、Pentium M/1GHz搭載のタブレットPC新モデル「HP Compaq Tablet PC TC1100」(以下TC1100)を12月下旬より発売すると発表した。希望小売価格は23万8000円。
![]() HP Compaq Tablet PC TC1100のペンスタイル(左)と付属キーボード装着時のノートPCスタイル 「HP Compaq Tablet PC TC1100」は、2002年11月に発表した「Tablet PC TC1000」(以下TC1000、(2002年11月7日の記事参照)の後継機種となる。主な変更点は以下の通り。
・CPUおよびチップセットの変更
・バッテリー持続時間の向上
・搭載グラフィックスチップ性能の向上
・搭載メモリ、HDDの変更
・ワコム製の新ペンデバイスを採用
![]() 今回実装されたワコムのペナブル電子ペン技術を採用したパーツ そのほか、搭載メモリカードスロットがコンパクトフラッシュからSDメモリカード用に変更、Bluetooth Ver 1.1が新たに内蔵される。 同社タブレットPCの特徴である付属薄型キーボードとオプションのドッキングステーションにより、ノート、デスクトップ、タブレットと3つの形態での使用に対応するスタイルはTC1000と変わらない。ノートスタイルでは取り外し可能なキーボードと組み合わせることでディスプレイの向きを自由に変えられ、デスクトップスタイルではディスプレイを回転させて縦横両方の表示に対応する。
![]() オプションのドッキングステーションを装着したスタイル。ドッキングステーションには、DVD/CD-RWコンボ、HDドライブ、FDドライブなどマルチベイデバイスを搭載可能
日本HPのモバイルビジネス本部長・挽野元氏は、「昨年弊社のタブレットPCの売れ行きとしては、まず企業内個人の方々に受け入れられ、その後バーティカルマーケットにも受け入れられていった。そして今また、ビジネス系個人の方々に再び注目を集めだしている状況」と述べ、タブレットPCとしては他社製より個人にも受け入れられてきた実績をアピール。 ただし、Microsoft Office OneNote 2003をバンドルしないのか? という記者団の質問に対しては、「企業導入を考慮して、購入後のカスタマイズがより自由になるよう、ベースモデルとしてプレーンな形にまとめた」とのことだった。
![]() 日本HP・パーソナルシステムズ事業統括・モバイルビジネス本部・本部長の挽野元氏 また今回の発表では、マイクロソフトのマーケティングマネージャーの梅田成二氏が、簡単なデモとともにWindows XP Tablet PC Edition対応ソフトが昨年12月の段階で24本だったものが、2003年12月段階で47本に増えたことを強調。パーソナルな分野およびビジネス分野の両方において、着実に浸透しつつあるとした。
![]() マイクロソフト・ニューメディア&デジタルデバイスマーケティング部・マーケティングマネージャーの梅田成二氏
![]() インク対応(手書き対応)ソフトの増加 主な仕様は以下の通り。
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