消費電力わずか10WのデスクトップPC、4年前と比較して消費電力71%減省エネ機器

2012年、パソコンメーカー各社はピークシフトなど、真夏の電力供給量逼迫時に備えた機能を盛り込んだ新製品を発売している。日本ヒューレット・パッカードは、消費電力を極端に削減したデスクトップパソコンを開発した。

» 2012年06月22日 14時30分 公開
[笹田仁,スマートジャパン]

 日本ヒューレット・パッカード(以下、日本HP)は法人向けパソコンの新製品15機種を発売する。6月21日から順次出荷開始予定。

 15機種の中で特に目を引く機種は小型デスクトップパソコン「HP Compaq Elite 8300 US」(図1)。通常稼働時の消費電力をわずか12Wに抑えた。内蔵するハードディスクドライブをSSD(Solid State Drive)に換えると消費電力を10W以下に抑えられる。同社の4年前の製品と比較すると消費電力が71%少ないという。同社のWeb直販価格は7万3500円から。

HP Desktop 図1 HP Compaq Elite 8300 US(ディスプレイは別売)

 消費電力の削減は、筺体や内部のマザーボード、冷却ファンなどを独自設計し、筺体内部を冷却するための空気の流れを改善し続け、交流から直流への変換効率が高い電源ユニットを採用するなどの改良で達成した。

 節電設定などを制御するソフトウェア「HP Power Assistant」を利用すると、1日の運転スケジュールや1週間の運転スケジュールなどを設定可能。例えば、昼休みに自動的にパソコンをスリープ状態にするなど、スケジュールによって自動的に運転状態を変えられる。この機能を利用することで、消費電力量の削減を進められる。

ノートパソコンでピークシフトが可能に

 今回発売するノートパソコン9機種には、ピークシフトの機能が加わった。HP Power Assistantで設定できる(図2)。ACアダプタから充電池に充電する時間を限定する機能も用意した。夜間に充電して、ピーク時は自動的に電源を充電池に切り替える。充電池が切れたとしても、充電可能と設定した時間でなければ充電できない。ピーク時に充電池が切れたとしても、パソコンを動作させるだけで充電をしないので、消費電力を抑えられる。

HP Power Assistant 図2 HP Power Assistantでピーク時間帯と充電池に充電可能とする時間帯を設定したところ

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