電力の使用状況を見える化するシステムには、東芝ソリューションのクラウド型サービスを採用した。時間ごとの電力使用量だけではなくて最大需要電力(デマンド)もグラフで表示できるようにして、夏の昼間などに電力の需要を抑制するための対策に生かす(図1)。グラフは工場全体の数値のほかに、建屋別・フロア別・ゾーン別などでも表示することができる。
工場内の電力使用状況をきめ細かく把握するために、電力を測定するための電力量計や電力量センサーを300か所に設置した。測定したデータは工場内にあるゲートウェイを経由して東芝ソリューションのデータセンターに送られ、集計・分析したデータを工場の管理者がパソコンで見ることができる(図2)。
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