a.メタン発酵ガス
答えはメタン発酵ガスだ。固定価格買取制度では、発電施設の1kW当たりの建設コストと、年間の運転維持費からおおよその収益を計算し、買取価格を決めている。バイオマス発電施設の場合、ほかの燃料ならは建設費は1kW当たり40万円程度、年間の運転維持費は2万7000円程度で済む。
一方、メタン発酵ガスを燃料とした発電施設の建設費は1kW当たり392万円で、年間の運転維持費は18万4000円と、ほかの燃料と比べて明らかに高い。
固定価格買取制度が始まってから、現在に至るまでメタン発酵ガスを燃料とする施設で認定を受けているのは1件のみ。新潟県にある施設で、出力は25kWとなっている。
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