今週に入って14日から東京電力管内の電力需要が増え続けており、16日まで3日連続で17時台に今冬の最大電力を記録した。17日の需要は多少下がる予測だが、供給力も減るため、需給率は95%を突破する予報が出ている。
東京電力の「でんき予報」によると、16日(水)の17時55分に最大電力4737万kWを記録して、今冬で最大だった15日(火)の4702万kWを上回った。午前中から電力需要が増加したため、供給力を当初予定の5017万kWから午後には5099万kWに引き上げた結果、需給率はピークの17時台でも93%以下に収まったようだ。
問題は17日(木)の需給状況である。東京電力が16日の17時30分に発表した予報では、17日の最大電力は4660万kWにとどまって16日を下回るものの、供給力も大幅に低下するため、17時台の需給率が95%を超える見込みだ(図1)。
16日と同様に東京電力の予測値を超える需要が発生すると危険な状況になりかねない。天候によっては17時台の節電対策が必要になるので注意したい。
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