サンヨーホームズは、10棟40戸からなるタウンハウス「スマeタウン足立竹ノ塚〜芽ぐみの杜〜」を開発、2015年1月に販売を開始した。全棟の屋根に太陽電池を設置、売電収入を各住戸に還元する。
サンヨーホームズは、10棟40戸からなるタウンハウス「スマeタウン足立竹ノ塚〜芽ぐみの杜〜」(足立区竹ノ塚)を開発、2015年1月に販売を開始する(図1)。
エネルギー関連の特徴は2つある。太陽光発電システムとHEMSだ。10棟の屋根にそれぞれ10kW以上の太陽光発電モジュールを設置し、合計出力129kWとした(図2)。想定年間総発電量は約12万kWh。全量を固定価格買取制度(FIT)によって売電する。年間の売電収入は約412万円であり、各住戸に還元する予定だ。
各家庭はエネルギーを管理するための「スマeHEMS」を備える(図3)。サンヨーホームズが日立コンシューマ・マーケティング、日立マクセルの技術を活用して開発したHEMSであり、2015年1月に販売を開始したばかりのシステムだ*1)。
*1) 日立マクセルが開発した家庭用蓄電池「エナジーステーション」(容量1.4kWh)を別途購入して接続できる。
スマeHEMSには4つの機能がある。まずはHEMSに必須の機能ともいえるエネルギーの見える化。住宅全体の電力状況や機器ごとの消費電力の他、水道使用量も分かる(図4、図5)。スマeHEMSを特徴付けるのは、見守り機能だろう。テレビの使用状況などを利用した居住者の見守り機能だ。トイレの使用状況や室温(空調機)などの情報を顧客の要望に応じて利用することもできる。
3つ目の機能は省エネに役立つ気付きを与える機能。省エネアドバイスメールを受け取ることができる他、雨の予報や緊急地震速報とも連動する。
4番目の機能はECHONET Lite対応のエアコンや給湯器、照明機器を導入した場合、宅内外から操作できるというもの(図6)。スマートフォンやタブレットの他、宅内のテレビ画面からも操作が可能だ*2)。
*2) NTT西日本が提供するセットトップボックス「光BOX+」の機能を利用する。HDMI端子を備えたテレビで利用可能。スマートフォンやタブレットからの接続はスマeHEMS自体の機能を利用する。
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