中電工業、中国電力、YKK APはペロブスカイト太陽電池を用いた建材一体型太陽光発電(BIPV)の実証実験を開始したと発表した。
中電工業、中国電力、YKK APは2025年12月4日、ペロブスカイト太陽電池を用いた建材一体型太陽光発電(BIPV)の実証実験を開始したと発表した。
実証では、中電工業が2025年4月から広島市南区出汐で展開する地域交流広場「ヤマヤマミタ」に、YKK APが開発する建材一体型太陽光発電の実証実験ハウス「HIROSHIMA ZERO BOX(ヒロシマ・ゼロ・ボックス)」を設置。長さ約6.0m、幅約2.5m、高さ約3.5mの実証用ハウスで、ここにペロブスカイト太陽電池を内窓に採用した内窓設置タイプのBIPVの他、単結晶シリコンを使ったBIPVを内窓や壁に設置している。
発電した電気はハウス内の照明や空調に利用する。環境負荷の低減と都市空間の有効活用に向けた発電性能や実用性を検証するとともに、地域住民や学校、企業などの交流拠点としても活用することで、地域の活性化を目指すという。
実証期間は2025年12月4日〜2027年3月31日を予定している。
ペロブスカイト太陽電池を建材一体型の内窓に YKKとパナソニックが実装検証
ペロブスカイトなど次世代型太陽電池の普及促進へ エネ庁が実装加速連絡会を開催Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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