カルソニックカンセイは2015年3月、「ワークプレース・チャージング」を目的として、さいたま市北区にある開発センター・本社へ、無償で利用できる電気自動車用の急速充電器を設置した。ワークプレース・チャージングとは、従業員や来訪者、近隣住民が利用できるよう、企業の社屋や工場に充電器を設置することをいう。
カルソニックカンセイは2015年3月16日、「ワークプレース・チャージング」を目的として、開発センター・本社(さいたま市北区日進町)へ、無償で利用できる電気自動車用の急速充電器を設置、充電可能とした(図1、図2)*1)。
ワークプレース・チャージングとは、従業員や来訪者、近隣住民が利用できるよう、企業の社屋や工場に充電器を設置すること。
*1) 日産自動車が展開する電気自動車通勤奨励プロジェクト(ワークプレース・チャージング)の設置支援を一部受けた。
同社は2014年4月、やはりワークプレース・チャージングを目指して、無償で利用できる急速充電器1基を今回と同じ敷地内に設置している。「2014年の取り組みでは、守衛所の内側、企業のセキュリティスペースに急速充電器を設置していた。そのため、社員や来訪者だけが利用できる形であり、利用時間も当社の営業時間中に限られていた」(カルソニックカンセイ)。
今回の取り組みでは、道路に面した正門の外側に設備を置いたため、24時間の利用が可能(図3)。事前登録なども必要ない。「充電中の電気自動車を待つための停車スペースも用意した」(同社)。ワークプレース・チャージングの理想に一歩近づいた形である。
職場で電気自動車に充電、日本でも始まる「ワークプレース・チャージング」
埼玉県が狙う電気自動車、県内に充電器を1069基設置
カード1枚で充電器が使える、自動車4社が1万2000カ所
電気自動車の利用拡大を急ぐ日産、月額3000円で急速充電器を使い放題に
東日本の高速道路33カ所に急速充電器、2014年秋にサービス開始Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
人気記事トップ10