いいたてまでいな太陽光発電所で発電した電力は、全て再生可能エネルギーの固定買取価格制度(FIT)を利用して全て東北電力に売電する。今回の事業では発電所の近くに22kV(キロボルト)の特別高圧電線も建設しており、発電した電力は連系変電所にて66kVへ昇圧した後に、電力会社の送電線へ送られる仕組みだ(図3)。
買取価格は1kWh当たり税別40円だ。東光電気工事によれば20年間の純粋な売電収益は90億円以上を見込んでいるという。この売電収益はいいたてまでいな太陽光発電を設立した飯舘村と東光電気工事に、出資比率に応じて分配される。飯舘村ではこうした売電収益を、復興計画の特別財源として活用していく。
飯舘村ではまでいな復興計画の一環として、この他にも太陽光発電所の建設を進めている。避難指示解除時を想定して開発を進めている復興拠点に太陽光発電設備を導入し、こちらでもその売電収益を復興計画の原資として活用していく。
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被災地の太陽光発電を市民ファンドに、14億円強を地元優先で募集開始Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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