太陽光発電所でさまざまなトラブルが発生していることを受け、経済産業省は2017年4月1日から施行される改正再生可能エネルギー措置法(改正FIT法)で発電所の運用保守に関する規制を強化する見込みだ。
太陽光発電所での問題点は、施工に起因するものも少なくないが、そもそもオーナーが初期品質を理解していないケースも多い。最初に発電所のコンディションを把握していないと、その後の定期点検で重大な不具合が見つかったり、転売時に予定していた金額よりも低く売却せざるをえなくなったりする場合もある。
太陽光発電所の検査にはさまざまな種類があるが、目視検査だけで分かることも非常に多い。まずは目視検査にて発電所の状況を確かめ、その後電気的な計測に移っていくのが望ましいだろう。次回は竣工検査におけるサーモグラフィックカメラを用いた検査について紹介する。
不良施工はFIT認定取り消しか、太陽光発電設備の安全規制強化
太陽光発電所を襲う「見えない傷」、現場で見つけて発電量を守る
“名ばかり発電事業者”の認定取り消しを強化、市場健全化へ一歩一歩Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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