3つのサイトで構成するソーラーパーク、青森県六戸町に完成太陽光

青森県上北郡の六戸町に出力22MW(メガワット)のメガソーラーが完成した。年間発電量は一般家庭約7170世帯分に相当する約2600万kWh(キロワット時)を見込んでいる。

» 2017年08月14日 09時00分 公開
[長町基スマートジャパン]

 バイテックホールディングス(東京都品川区)のグループ会社であるバイテックソーラーエナジー(同)と、ジャパン・リニューアアブル・エナジーは、発電出力約22MW(メガワット)のメガソーラー「六戸ソーラーパーク」が青森県六戸町(ろくのへまち)に完成し、このほど運転を開始したと発表した。

「六戸ソーラーパーク」の外観。3つのサイトで構成している(クリックで拡大) 出典:バイテック

 事業主体はバイテックソーラーエナジーと再生可能エネルギー開発のジャパン・リニューアルブル・エナジーの合弁事業体である六戸ソーラーパーク。年間発電量は一般家庭約7170世帯分に相当する約2600万kWh(キロワット時)を見込んでいる。発電した電力は東北電力に売電する。事業期間は運転開始から20年間。なお、同メガソーラーの稼働によるCO2削減量は年間約1万3030tを見込む。

 エレクトロニクス商社であるバイテックグループは、環境エネルギー関連事業に注力するなど、経営の多角化を目指している。太陽光発電事業は2013年にスタートした。今回の売電開始により、全国に所有する発電所の数は39か所、合計出力111.4MWに達している。

 発電の新たな取り組みとして、営農型太陽光発電や風力発電などにも着手し、中期的には累計200MWの発電所設置を目指している。また、再生可能エネルギーを利用した新電力事業や、完全密封型植物工場による安心・安全な野菜の展開にも取り組んでいる。

 六戸ソーラーパークはジャパン・リニューアアブル・エナジーが関わる発電所としては青森県内で2カ所目。全国では28カ所目の太陽光発電所になる。 

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