愛知県半田市に、専焼では国内最大級となる出力75MWのバイオマス発電所が完成。燃料は木質チップやパームヤシ殻(PKS)などを利用する。
住友商事は、同社の100%子会社であるサミットエナジー(東京都中央区)を通じ、愛知県半田市で建設を進めていた「半田バイオマス発電所」の商業運転をこのほど開始した。
半田バイオマス発電所は、サミットエナジーによって2012年12月に設立されたサミット半田パワーを事業主体として運営を行う。半田市衣浦港の隣接地に位置し、発電容量は75MW。現在国内で稼働しているバイオマス専焼の発電所としては最大規模となるという。
バイオマス燃料は、木質チップやパームヤシ殻(PKS)など取り扱いで実績を持つ住友商事の生活資材・不動産本部を窓口として、国内外から幅広く調達する。また、発電した電気はサミットエナジーを通じて電力需要家向けに販売する。
サミットエナジーは半田バイオマス発電所の他、「糸魚川バイオマス発電所」(50MW、新潟県糸魚川市)および現在建設中の「酒田バイオマス発電所」(50MW、2018年完工予定、山形県酒田市)などの大型バイオマス発電所を保有しており、国内最大級のバイオマス発電事業者になっている。
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