YKK APは2018年10月から工務店向けに、初期費用がかからない住宅向け太陽光発電システムの設置提案を開始。ZEHや低炭素建築物といった高性能住宅づくりを進める工務店に対して提案する。
YKK APは2018年10月から、ハウステンボスおよびTEPCOホームテックと共同で、初期費用がかからない太陽光発電システムの設置提案を開始した。ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)や低炭素建築物といった高性能住宅づくりを進める工務店に対して提案を行う。
太陽光発電設備の契約形態は、PPA(Power Purchase Agreement、電力購入契約)モデルとリース契約モデル用意。前者はハウステンボスの「ハウステンボスHOME太陽光でんき」を提案する。PPAモデルとは、太陽光発電設備を設置する住宅の居住者が、これらの設備の販売業者に電気使用料金を支払い、販売業者が売電収入を得る仕組み。
リース契約モデルでは、TEPCOホームテックの「ソーラーエネカリ」を提案する。リース契約の場合は、居住者が直接売電収入を得る代わりに、太陽光発電設備のリース業者にリース料金を支払う。PPAモデル、リース契約モデルのどちらも、居住者が太陽光発電設備の設置にあたって、初期費用を投じる必要がない。
ハウステンボスHOME太陽光でんきは、北海道・北陸・沖縄を除く全国、ソーラーエネカリは沖縄を除く全国で提案を行う。どちらも契約期間は10年間で、期間満了後は居住者に太陽光発電設備を譲渡する。対象建築物は新築・既築の戸建・集合住宅(新築戸建住宅は分譲含む)としている。
YKK APでは、これらのプランを同社の断熱性の高い樹脂窓「APW」などと併せて工務店に提案していく方針だ。
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