初期費用ゼロ円の住宅向け太陽光発電サービス「エネカリ」を展開するTEPCOホームテックが各社との協業を広げている。新たに東芝エネルギーシステムズが同サービス向けに太陽光発電システムの納入を開始すると発表した。
東芝エネルギーシステムズは2019年2月、東京電力グループのTEPCOホームテックが提供する初期費用無しで太陽光発電システムを設置できる「ソーラーエネカリ」向けに、太陽光発電システムの納入を開始すると発表した。
ソーラーエネカリは、太陽光発電を初期費用無しで、ローンを組むことなく設置できるサービスで、契約が満了する10年後に設備はユーザー側に無償譲渡される。TEPCOホームテックを窓口としたサービスであるため、月々の利用料は機器利用料金と電気料金が合算された引き落とし金額となっている。さらに、太陽光発電システムで発電した電気を自家消費することで電気料金を削減することができ、余った電力で売電収入を得ることも可能だ。なお、同サービスはIBJL東芝リースのリースを利用する。
東芝エネルギーシステムズは、高出力太陽光パネルSシリーズや、低価格帯ながら高出力を実現するGXシリーズなど幅広いラインアップを展開している。複数のサイズを展開しているため、サイズが異なる太陽光パネルを組み合せることでさまざまなタイプの屋根に対応でき、最小3枚のパネルからシステムを組むことができるという。
なお、TEPCOホームテックの他、ソーラーフロンティア、土屋ホーム、エクソル、ハンファQセルズジャパンともソーラーエネカリの展開で提携を発表している。提携各社の多くは、エネカリのスキームを利用した自社ブランドのサービスを展開する。
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