「卒FIT」の低圧太陽光の電力を買い取り、サニックスが新サービス太陽光

サニックスが事業用の低圧太陽光発電所を対象に、FIT制度に基づく買取期間終了後の電力買取サービスを発表。買取期間は最長で10年、買取単価は7円kWh(キロワット時)だ。

» 2019年05月13日 07時00分 公開
[スマートジャパン]

 サニックスは2019年5月7日、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」による20年間の電力買取期間が終了した太陽光発電所の電力を買い取る新サービス「SANIX FIT 30(サニックス フィット サーティー)」の提供を開始した。

 同サービスの対象となる案件は、10kW(キロワット)以上、50kW未満の事業用低圧太陽光発電かつ、2019年度のFIT価格である14円/kWh(キロワット時)が適用されたもの。ただし、2018年度以前単価の申請不備により2019年度単価が適用されることになった発電所は除く。

 この他、サニックスが指定する太陽光パネル、パワーコンディショナーを使用していること、適切に発電所が管理されていることなどが条件となる。また、買取期間中は、同社の有料遠隔サービス「サニックス アイ」と、情報中継機「PVセンサー」を設置する必要がある。なお、期間中に転売や譲渡により名義人が変更となった場合は、買い取りを停止する。

 買取期間は最長で10年、買取単価は7円kWh(キロワット時)だ。申し込みについては、FIT買取期間満了の3〜6カ月前に本申込みおよび売電先の切替手続きを行い、正式契約を結ぶ仕組み。FIT買取期間の満了日翌日から買い取りを行う。

サービスのイメージ 出典:サニックス

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