自己託送で太陽光電力を供給、エコスタイルが発電予測を活用した新サービス太陽光

エコスタイルが太陽光発電の自己託送モデルの提供を開始すると発表。各種契約から発電量予測までを含んだ、自己託送モデル構築のトータルサービス。電力需要場所の立地条件や、建物の強度不足などににより太陽光発電システムを直接設置できない場合でも、太陽光発電の電力を活用できるという。

» 2020年03月18日 07時00分 公開
[スマートジャパン]

 エコスタイルは2020年3月、太陽光発電の自己託送モデルの提供を開始すると発表した。電力需要場所の立地条件や、建物の強度不足などににより太陽光発電システムを直接設置できない場合でも、太陽光発電の電力を活用できるという。

 自己託送とは、発電設備を保有する電力需要家が発電した電気を、一般電気事業者の保有する送配電ネットワークを利用して、他地域の自社工場などに送電する仕組み。施設や向上などにおける再生可能エネルギーの活用手法として、国内でも活用事例が増えてきている。

 ただ、太陽光発電のような出力変動が大きい電源を利用する自己託送の場合は、「計画値同時同量制度」により発電計画と発電実績を30分単位で一致させることが必要になる。同時同量を実現するためには発電予測の活用が必要だが、エコスタイルでは同社の気象予報士が開発した独自の発電予測技術を活用。太陽光発電の発電量を高い精度で予測し発電計画を作成することができ、これまでFITインバランス特例制度を活用した案件の開発を進めてきた。

自己託送サービスのイメージ 出典:エコスタイル

 今回提供する自己託送サービスでは、全国の土地付太陽光発電所の開発から、自己託送を利用するための各種契約、契約中の小売電気事業者との調整、さらには太陽光発電電力を利用するための発電計画の作成代行までをエコスタイルがサポートする。

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