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» 2020年09月24日 07時00分 公開

太陽光:太陽光発電のケーブル盗難防止への期待も、古河電工がアルミケーブル拡販へ

古河電気工業は同社の高機能型低圧アルミ導体CVケーブル「らくらくアルミケーブル」が山梨県内のメガソーラー発電所に採用されたと発表した。アルミ導体ケーブルの活用は、近年多発する銅線の盗難に対する防止策としても期待できるという。

[スマートジャパン]

 古河電気工業は2020年9月、同社と古河電工産業電線が開発・製造する高機能型低圧アルミ導体CVケーブル「らくらくアルミケーブル」が山梨県内のメガソーラー発電所に採用されたと発表した。アルミ導体ケーブルの活用は、近年多発する銅線の盗難に対する防止策としても期待できるという。

導入された「らくらくアルミケーブル」 出典:古河電気工業

 国内の産業用太陽光発電所では昨今、銅線の転売を狙ったケーブルの盗難が頻発しており、大きな課題となっている。今回、らくらくアルミケーブルが採用された山梨県内のメガソーラー発電所もケーブル盗難の被害を受けた発電所だという。

 古河電気工業らが開発したらくらくアルミケーブルは、導体にアルミニウム、絶縁被覆に柔軟性架橋ポリエチレンを採用した高機能型低圧CVケーブル。銅を利用したケーブルより価格が安く、軽く柔軟性があり施工性も高いといった特徴があるという。なお、従来の銅導体CVケーブルと同等の性能を持たせるため、「JIS C3605:600Vポリエチレンケーブル」「JCS 4348:600V アルミ導体架橋ポリエチレンケーブル」などの規格に準拠して設計製造を行っている。

導入された「らくらくアルミケーブル」 出典:古河電気工業

 アルミは銅と比較して市場価格が3分の1程度の安値で安定している。さらに。アルミ導体のケーブルは市場流通量が少なく目立つため、転売のメリットが少なく、ケーブルの盗難防止への効果も見込めるとしている。

 古河電気工業では今後も太陽光発電向けの需要増を見込み、同製品の売上高を2024年度までに20億円に拡大する計画。なお、販売はSFCC(神奈川県川崎市)が手掛けている。

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