2022年度からいよいよフィード・イン・プレミアム(FIT)制度の導入がスタートする。FIP制度は、再生可能エネルギー発電事業者が卸電力取引市場や相対取引で市場に売電した場合、基準価格(FIP価格)と市場価格の差額をプレミアムとして交付するという制度だ。
2022年度から全面的にFIPに移行する太陽光発電の対象事業規模は、連系出力1MW以上とする方針が正式に示された。同年度から1MW以上は入札でFIP価格を決めることになる。
50kW以上1MW未満の規模については、FITとFIPを選択できる仕組み。FITを選択する場合、250kW以上1MW未満については入札制度を、それ以外は10円/kWhの買取価格が適用されることになる。一方、FIPを選択した場合は10円/kWhが適用される。
なお、「地域活用要件を満たす10kW以上50kW未満の低圧事業用」「10kW未満の住宅太陽光」は、引き続きIT制度に基づく固定価格での買い取りとなる。
ただし、委員会では今後の方針として、以下の2点の方針を掲げた。
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