太陽光発電のO&Mサービス「ソラパト」を展開するエネテクが、今年8月の大雨で被災した太陽光発電所の無償診断を実施すると発表。同社とメンテナンス契約を結んでいない設備であっても、被害を受けた太陽光発電設備が安全に再稼働できるようサポートするとしている。
電気設備事業のエネテク(愛知県小牧市)は2021年8月15日、今年8月の大雨で被災した太陽光発電所(野立て発電所)の無償診断を実施すると発表した。同社が展開する太陽光発電設備のメンテナンスサービス「ソラパト」のWebサイトから依頼を受け付けている。
今回の取り組みは、同社が2020年7月から始めた「大規模な自然災害により被災した太陽光発電所の無償診断」の一環。今回の大雨による河川の氾濫や土砂災害などの被害を受けた太陽光発電設備が安全に再稼働できるようサポートするとしている。他社が施工した発電所や、エネテクとメンテナンス契約を結んでいない発電所も対象となる。
無償診断の内容は以下の4点。
なお、部材や製品の交換、修繕は無償診断の範囲外。無償診断は電気的な安全を診断するものであり、発電性能を診断するものではないとしている。発電性能の点検や復旧工事などの有償対応も可能だが、エネテク以外の業者に依頼しても問題ないという。
エネテクが展開する太陽光発電のO&Mサービス「ソラパト」は、これまで5000件以上の施工・メンテナンス実績がある。同社は電気保安法人として初のJET PV O&M認定事業の登録保守点検業者で、現在国内10拠点によるネットワークで太陽光発電所の安定稼働を支援している。
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