太陽光の第10回入札は落札数が激減、最低価格は10.23円/kWhに太陽光

低炭素投資促進機構が再生可能エネルギーの固定価格買取制度に基づく、太陽光発電の第10回入札の結果を公表。

» 2021年12月03日 07時00分 公開
[スマートジャパン]

 低炭素投資促進機構は2021年11月26日、再生可能エネルギーの固定価格買取制度に基づく、太陽光発電の第10回入札の結果を公表した。

 第10回の募集容量は242.6158MW。事前に上限価格を公表し、前回の10.75円/kWhから0.25円下げ、10.50円/kWhと設定していた。落札件数は81件、242.6158MWで、最低落札価格は10.23円/kWh、最高落札価格は10.40円/kWh、加重平均落札価格は10.31円/kWhだった。

 最低価格は前回の10.28円/kWhから0.05円の低下となった。また、最高落札価格は前回の10.73円/kWhから0.33円、加重平均落札価格は前回の10.60円/kWhから0.29円下がる結果となった。

今回、入札参加資格の審査のために提出された事業計画数の合計は218件、377.5657MW、入札に参加することができる旨を通知した件数の合計は213件、3740.663MW、入札件数(出力)の合計は188件、332.5629MWだった。

 落札結果を見ると、2MW以上の特別高圧案件が3件(39.9MW、94.16MW、29.999MW)あり、募集容量の7割近くを占めた。今回の落札件数81件は前回の約半分以下だが、これは特別高圧案件の落札によって中規模の事業が押し出されたと推察できる。

 なお、次回の第11回入札の募集容量は278.5946MWとなる。事業計画の受付は2022年1月4日〜1月21日、入札募集は同年2月14日〜2月25日、結果の公表は同年3月4日を予定している。

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