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» 2021年11月19日 07時00分 公開

テスラ製の大型蓄電池を導入、JREがFIP制度を見据えた太陽光発電所を建設蓄電・発電機器

ジャパン・リニューアブル・エナジーが、茨城県稲敷市で蓄電池併設型太陽光発電所の建設を開始。大型蓄電システムの導入や電力取引を最適化するシステムの活用により、電力供給時間帯のシフト、電力需給のインバランス回避、予測技術の高度化などの実証に活用する。

[スマートジャパン]

 ジャパン・リニューアブル・エナジー(JRE)は2021年11月15日、茨城県稲敷市で蓄電池併設型太陽光発電所「JRE 稲敷蒲ヶ山太陽光発電所」の建設を開始したと発表した。建設した発電所は、大型蓄電システムの導入や電力取引を最適化するシステムの活用により、電力供給時間帯のシフト、電力需給のインバランス回避、予測技術の高度化などの実証に活用する。運転開始は2022年1月を予定している。

 太陽光発電所の出力は約665kWで、蓄電池システムには米テスラの大型蓄電システム「Megapack(メガパック)」を採用した。テスラのMegapackは、定置用の大型蓄電システム。コンテナに蓄電池、パワーコンディショナー、温度管理システム、制御機構などを全て収めたオールインワン仕様の蓄電システム。今回は、出力437.5kW、容量1812kWhのシステムを構築する。なお、富士電機グループの富士アイティが蓄電システムの納入をはじめとするEPCを担当している。

テスラの大型蓄電池「Megapack(メガパック)」 出典:JRE

 JREとJREトレーディングは2021年6月に、東芝ネクストクラフトベルケをコンソーシアムリーダーとして、経済産業省が公募した令和3年度の再生可能エネルギーアグリゲーション実証事業にそれぞれ再エネアグリゲーター、実証協力者として採択されている。

 完成した「JRE 稲敷蒲ヶ山太陽光発電所」はこの実証に活用する計画で、ポストFIT時代を見据え、今後ニーズが高まる見られている発電量予測の高度化や、蓄電池の最適な用途の組み合わせ検証、FIP制度下における電力の最適な市場取引についてのノウハウの獲得を目指す。

 具体的な運用としては、東芝ネクストクラフトベルケが提供する、複数の電源を束ねて発電量や市場価格を予測しながら最適制御するシステム(再エネアグリゲーションシステム)を活用し、インバランスを回避しながら収益を確保する最適な電力取引の仕組みを検証する。JREは100%子会社であるJREトレーディング(東京都港区)の協力の元、再エネアグリゲーションシステムの運用を行う。

実証のイメージ 出典:JRE

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