FIP太陽光を「固定価格」で買い取り、RE100電力が新サービス太陽光

RE100電力が、FIP認定を受けた発電所から再エネ電力を、最大20年間固定価格で買い取る新サービスを開始すると発表した。

» 2023年05月26日 16時00分 公開
[スマートジャパン]

 RE100電力(高松市)は2023年5月25日、FIP認定を受けた発電所から再エネ電力を、最大20年間固定価格で買い取る新サービスを開始すると発表した。

 新サービスは、RE100電力が相対契約で発電事業者と電力受給契約を結び、FIP太陽光発電設備にて発電された電力を固定価格で買い取るもの。FIP申請に関する電力申請手続きやアグリゲーションはRE100電力が請け負うため、発電事業者はFIP制度の利用に関する負担を軽減できる他、マーケットリスクを抑えられるとしている。

サービスのイメージ 出典:RE100電力

 また、施工会社に対して太陽光発電設備や蓄電設備を割安な価格帯で販売することで、FIP施工提案を推進するとしている。なお、このサービスで契約した電力は、再生可能エネルギーの利用を希望する需要家への供給や市場取引に活用する。

 新サービスの具体的なプランは大きく2つ。1つ目の「低圧FIPパッケージプラン」は、RE100電力が指定する設備を導入した新設FIP太陽光を対象とするプランで、蓄電池を導入した場合最大18円/kWh、導入しない場合は最大12円/kWhで買い取りを行う。買い取り期間は20年間。

 もう1つの「FIP移行プラン」は、出力10kW以上で既にFIT認定済みの太陽光発電所を対象とする。買取価格は蓄電池を導入した場合は現行FIT単価+最大6.0円/kWh、導入しない場合は現行FIT単価+最大1.0円/kWh。こちらの契約期間はFIT残存期間となる。

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