39%小型化した蓄電池用パワコン、日新電機が蓄電システムとして販売蓄電・発電機器

日新電機が同社従来機より39%縮小化した新型の蓄電池用パワーコンディショナーを開発。リチウムイオン蓄電池、外部コントローラーなどと組み合わせた蓄電池システムとして同年2月1日から販売する。

» 2024年01月31日 12時00分 公開
[スマートジャパン]

 日新電機は2024年1月30日、同社従来機より39%縮小化した新型の蓄電池用パワーコンディショナーを開発し、リチウムイオン蓄電池、外部コントローラーなどと組み合わせた蓄電池システムとして同年2月1日から販売を開始すると発表した。

 昨今、再生可能エネルギーの出力変動対策や有効利用などを目的に、蓄電池を併設する動きが広がっている。こうしたトレンドに向けて、日新電気では狭い設置スペースへの蓄電池の導入に対応できるよう、より小型の蓄電池用パワーコンディショナーを開発した。

 新型のパワーコンディショナーは、同社の従来モデルより39%小型化し、屋外用シェルターに2台収納することが可能。従来の蓄電池システムより屋外用シェルター設置面積も同社比33%で低減できるという。定格出力は625kVA、直流電圧550〜1000V、交流電圧三相3線340Vに対応、本体の外形寸法はW2100×D950×H2050mmで、変換効率は97%以上となっている。内蔵のコントローラによるスケジュール運転またはピークカット運転、遠隔操作などにも対応する。

新型蓄電池用パワーコンディショナー 出典:日新電機

 既に60Hz仕様の初号機は、ピークカット用1MW蓄電池システムとして2023年9月に先行して納入しており、今回、市場ニーズへの対応として50Hzと60Hz両方の仕様を提供できる準備が整ったことから、正式に販売を開始するとしている。

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