ファーウェイの住宅用蓄電池の新製品が登場。現行モデルより蓄電容量を高め、最大21kWhまでの容量に対応する。さらに防水性能や火災防止機能など、安全面での機能も強化した新モデルだ。
ファーウェイは住宅用蓄電池の新製品を日本市場に投入する。現行モデルより蓄電容量を高めたモデルで、最大容量を21kWhまで拡張可能にした。2025年中に日本での受注を開始する計画だ。
新製品は同社の住宅向け蓄電システム「LUNA2000シリーズ」の新モデルとなる。同シリーズはDC/DCコンバーターと蓄電ユニットが一体型となった構成で、新モデルもこの基本構成は同様だ。なお、既に日本国内で販売を開始しているハイブリッドタイプのパワーコンディショナー「SUN2000-4.95K-LB0-NH」との接続に対応している。
新モデルの大きな特徴は、現行モデルの蓄電ユニットが1台当たりの5kWhの蓄電容量(3台連結で最大容量15kWh)だったのに対し、これを7kWhに増量した点だ。これにより7kWh、14kWh、21kWhの3つの容量を選択できるようになり、大容量の太陽光発電システムを搭載する住宅だけでなく、中小型施設への導入も視野に入るモデルとなった。電池の種類は現行モデルと同様、リン酸鉄リチウムイオンを採用している。
外形寸法は蓄電ユニット1台で構成する場合で高さ510mm×横幅590mm×奥行255mm、重量は80kg。最大容量となる3台構成の場合は高さが1230mmとなり、重量は216kgとなっている。蓄電容量の増加に伴い、現行モデルより奥行が100mmほど厚くなったかたちだ。出力は蓄電ユニット1台につき3.5kW。なお、蓄電ユニット同士やDC/DCコンバーターは、ケーブルフリーで接続が可能で、施工性を高めている。
設置方法は屋内外への床面への設置と、オプションの専用マウントを利用することで壁掛けにも対応する。動作温度範囲は−20〜50℃まで対応し、寒冷地への導入も可能だ。
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